現在の愛車2 smart forfour (type453)

クルマ
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smart forfour turbo

1998年に発表された初代スマートは、その後2000年に日本でも販売開始。ただしスイスはスウォッチグループの創業者ニコラス・ハイエックが夢想した、未来の移動システムを担うという崇高なコンセプトは、微塵も感じられなかった。

個人的に残念だったのは、未来の都市の移動手段としてのウルトラスモールカーとしての評価がされなかったこと。スマートの持つ哲学は見過ごされ、外車好きが買う“高い軽自動車”、つまりキワモノとしての象徴となってしまったのだ。パワー不足と残念なATがそれに拍車をかけた。また販売台数的には貢献したが、軽自動車規格に合わせた“スマートK”の存在もアングラ感を増長した。こうしたこともあり、私の中からはスマートの存在は徐々に消えて行きました。

代わって当時密かに期待していたのが、1997年ジュネーブショーで発表された「MINI SPIRITUAL DESIGN CONCEPT」です。これはどうやら2モデルが存在したようで、よく見る写真では、手前の2ドアモデルと奥の4ドアモデルが映っています。どちらもボンネットは短く、背が高め。タイヤはボディの四隅に配されたモノボックスフォルム。エンジンはリアシートの下に3気筒を90°寝かせた縦置き、そしてガスタンクは前席下というチャレンジングなレイアウト。BMWの資本が入ったローバーからプレゼンテーションされたこの2台は、私の中で次に購入するクルマの最有力候補となって行きました。

しかし1年経ち、2年経っても写真で心震えたクルマは発表されることなく、2001年3月、BMW製のミニは、オリジナルミニと同様のFFレイアウトを採用し、発売されました。あのミニのデザインをうまく現代のレギュレーションに合わせ再現したBMWミニは個人的にも魅力いっぱいでしたが、2ドアベースのミニは当時の私のライフスタイルではセレクトしにくいカタチでしたので、購入には至りませんでした。

さてスマートに話しを戻すと、1999年にショーモデルとしてお披露目されていたスマート・ロードスターが2003年4月に発売開始。そして同年9月のフランクフルトモーターショーでは、三菱コルトをベースとした4人乗りのフォーフォーが初公開されました。ある意味スマートがもっとも活動的な時期だったが、FFレイアウトを採用するフォーフォーはやはり私の購入候補たり得ませんでした。

コメント

  1. 丸目くん より:

    今後が楽しみですね。楽しい情報でいっぱいにしてください。