4月6日、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)のアルノ・アントリッツ最高財務責任者(CFO)は、2020年代末までに多くの内燃エンジン車のモデルを廃止し、販売台数全体を減らしていくと発言、利益率の高い高級車に専念する方針を示した。写真はVWのロゴ。2019年9月撮影(2022年 ロイター/Fabian Bimmer)
貼り付け元 <https://jp.reuters.com/article/volkswagen-cfo-idJPKCN2LY0HF>
ロシアのウクライナ親交が関係あるのかないのか、世界の車産業のど真ん中にいるVWが衝撃的な発表をした。これまでのクルマ販売の概念を覆す販売方針の転換だ。日本の自動車メーカーは相変わらず何をしたいのかよくわからない発表しかないのと比べ、非常にわかりやすいことに感心する。この発表をまともに受け取れば、つまり利益率の高くない中級車以下のクルマは「儲からない」からやらないということ。「儲からない」理由は、おそらく中国などの新興メーカーに性能、コスト等で勝てないからだろうが、VWの考える勝てない相手にはたして日本車は入っているのか? 知りたいところだ。高級車は欧米の歴史あるメーカーに抑えられ、大衆車は新興メーカーに抑えられ、はたして日本のメーカーの生き残るスペースがあるのか? 全方位的な思考では、日本の自動車業界そのものがガラパゴス化しかねないと思うが、はたして。
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