現在の愛車1 smart forfour (type453)

クルマ
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smart forfour turbo

3代目となるモデル453のスマートは、ウィキペディアによると欧州では2014年のパリモーターショー直後から販売が始まったらしい。日本ではおよそその1年遅れの2015年10月にお披露目があった。だから発表以来、7年以上経過している。

私が3代目スマートの存在を知ったのは、日本でのお披露目の約半年前くらい、2015年の春先だったと記憶している。海外のスクープサイトで見たのだが、(多分フォーツーの)ほぼ真正面からのショットだった。それまでの慎ましい可愛らしさを持った顔つきから、まるでメルセデスベンツSクラスを思い起こさせる威圧感のある顔へと変わっていた。「やっちまったな!」正直そう思いました。もっともこの時点でフォーフォーの存在には気が付いていなかったので、それほど興味を持って見ていた訳でもない。しかしその後フォーフォーの存在に気づき、またそのスペックやスタイルを見て、俄然興味が湧いてきたというわけ。

そもそも遡ると、1990年代は小型車にとって大きな変革が求められた時代だったと思う。キーワードは〝衝突安全〝。それまで小さなクルマよりも大きなクルマの方が安全だった(皆そう思っていた)。それが小さなクルマも大きなクルマも同様に安全になるという。〝衝突安全〝とは嘘つきかと当時は思った。

でも本当に出てきました。Sクラスと同じ安全性を持つ全長3.6mのAクラス。そしてそのAクラスとほぼ同等の安全性が見込める我らが全長3.4mの軽自動車。そして大トリは全長2.5mの初代スマート。衝突安全のためのリアエンジン、リア駆動。期せずしてドライビングプレジャーが期待できるレイアウトが採用された。

しかし残念なことに、2人乗りというコンセプトは、路上駐車ができない日本では猫に小判。全長があそこまで短いメリットはほぼ感じられない。駐車枠に2台止めても駐車料金半分にはならないし、第一お巡りさんに怒られる。それに実際乗ってみると、ともかくパワーがなかった。日本の軽自動車以下の馬力だから。詰めがイマイチのセミオートマもそれに拍車をかけた。安全性はほぼ同じ、乗車定員は倍の4人、価格は100万円以下の日本の軽自動車の勝ちだと素直に思いました、当時は。だからスマートを買うのは、4人乗りが出るまで待つことにした。おそらく4人乗りが開発されればアンダーパワーは解消され、ブラバス仕様なら〝羊の皮をかむった狼〝って可能性もあるのでは。衝突安全はフォーツーより大きなボディを生かしてさらに余裕が出るはず。ムフフ・・・とね。

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